小野竹喬展
お歳暮のシーズンです。
お歳暮を送りに行ったのですが、いつも利用する百貨店が天王寺にあるので、今、天王寺公園にある大阪市立美術館で開催されている小野竹喬展にも行ってきました。
小野竹喬は昔から好きで、画集も持っています。それの実物が見れる、というので生協で前売券を買っておいたのです。
改めて・・・素晴らしかったです。3回往復しました。
氏はもともとは中国の山水画に代表される南画を学ばれたそうですが、10代ですでに画展で入選されるなど、素晴らしい才能を発揮されました。
その後、西洋画や訪欧、セザンヌに強い影響を受けられ、氏独特の色彩豊かな画風へとなっていくのですが、今回の展覧会はその年代を追って、年を追うごとに氏が追い求める画風を見つめるという内容で、すごく良かったです。
収蔵されている京都国立美術館のHPより。
故郷の瀬戸内の風景なのですが、この図版では小さくて見えませんが、真ん中右の青い海には細かな波がしらが立っていて、それが光を反射しているのですが、それがあまりにも写実的ですごく印象に残りました。
60代の時に描かれている作品をいくつか。
奥入瀬渓流。
昔から持っている画集を写真に撮ったのでちょっと曲がってますが。
100号の大作ですが、画面の真ん中を横切る倒れた木の「静」が川の流れの「動」をいっそう引き立てて、水音が聞こえそうな臨場感がありました。
これも60代の時の作品で、「高原」。
この写真では分かりにくいですが、空の色がとても美しいです。
残雪残る高原の向こうから湧き上がる雲。
実際にこの光景に出くわしたら、わあ~描いてみたい!!という願望に私なら駆られます。
海に漂う油に興味を示して、と説明がありました。向こうには雨にけぶる島。今そこにある風景を切り取ってしまうのが、氏の作品です。
今回、実際に見て感じたのは、色への拘りもさることながら、海の色、空の色がとても美しい事です。
山の緑も枯れた木も、瑞々しい若葉も深緑も、曇った空も月夜も、この世はこんなに美しいと謳っている絵に大きな感銘を受けました。
クリアファイルと、絵葉書、絵葉書を画集風にまとめた冊子などを買って、美術館を出たのですが・・
家に帰ってから、昔から持ってる氏の画集をみてガビーン!
展覧会にあった作品が載ってない・・・。展覧会の図版を買えばよかったと後悔中。
ネットでちょっと割高だけど買おうかと思案中・・・。
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