感動したー(^.^) 芸術の秋第2弾
またまた昔の思い出ですが、子供の頃、アニメ映画といえばディズニーでした。
でも、家族で観に行ったディズニー映画、といえば「ファンタジア」しか覚えていません。
でも、この映画が自分的に印象に残っていたと見え、リバイバル上映のたび連れて行ってもらってました。結婚してから、ビデオが発売されると同時に購入しました。で、改めて観たのですが・・・。
バッハ「トッカータとフーガ」では指揮者と楽団と楽器と音符によるいろんなバリエーションの実験、 ベートーベン「田園」はギリシャ神話 、 デュカス「魔法使いの弟子」はミッキーを主役に、 ポンキエルリ「時の踊り」はカバとワニがバレエ踊って、 ストラヴィンスキー「春の祭典」では地球の誕生と進化。 ムソルグスキー「禿山の一夜」シューベルト「アヴェ・マリア」は一対で深夜の死者の喧騒と神々しい夜明けが描かれています。
これは「アヴェ・マリア」の1場面。
そして、私が一番好きなのは、チャイコフスキー「くるみ割り人形」の「花のワルツ」。
花の上で、ティンカーベルの様な妖精たちが目覚めます。大きくあくびをして、持っていたステッキでちょん。妖精達がベットにしていた花は忽ち枯れていきます。妖精たちは冬の精。華麗に飛び交い森に冬をもたらします。 それでも、春の精への気配りは忘れません。風で種を撒き、落ちた種の上に枯葉の布団を掛けてあげます。
二人の冬の精は湖上にもやって来て水面を華麗に滑ります。フィギアスケートのエッジが氷面に軌跡を描く如く、湖面には妖精のつま先の軌跡が残りそこからあっという間に凍っていきます。やがて、地上が凍ったのを待っていたかのように、空から雪の精が舞い降りてきて、森は冬に包まれていきます・・・。
この作品、第二次大戦戦前に作られています。だから、CGなんて魔法は一切無し、全て手作業です。ワンシーンにどれ程の時間と労力と画材が使われたか。撮影にも様々な工夫が試され、この時代で可能な限りの技術が使われていることと、その美しさに感動です。
ビデオは1991年発売でしたが、今年の7月、DVDが発売されたみたいです。税込み2940円。 お茶目な魔法使いの弟子のミッキーが目印。
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