文化・芸術

小野竹喬展

お歳暮のシーズンです。

お歳暮を送りに行ったのですが、いつも利用する百貨店が天王寺にあるので、今、天王寺公園にある大阪市立美術館で開催されている小野竹喬展にも行ってきました。

小野竹喬は昔から好きで、画集も持っています。それの実物が見れる、というので生協で前売券を買っておいたのです。

改めて・・・素晴らしかったです。3回往復しました。

氏はもともとは中国の山水画に代表される南画を学ばれたそうですが、10代ですでに画展で入選されるなど、素晴らしい才能を発揮されました。

その後、西洋画や訪欧、セザンヌに強い影響を受けられ、氏独特の色彩豊かな画風へとなっていくのですが、今回の展覧会はその年代を追って、年を追うごとに氏が追い求める画風を見つめるという内容で、すごく良かったです。

20代の頃の作品で「郷土風景」という作品があります。150334_1_3

収蔵されている京都国立美術館のHPより。

故郷の瀬戸内の風景なのですが、この図版では小さくて見えませんが、真ん中右の青い海には細かな波がしらが立っていて、それが光を反射しているのですが、それがあまりにも写実的ですごく印象に残りました。

60代の時に描かれている作品をいくつか。

奥入瀬渓流。

昔から持っている画集を写真に撮ったのでちょっと曲がってますが。

Ts2d0169 100号の大作ですが、画面の真ん中を横切る倒れた木の「静」が川の流れの「動」をいっそう引き立てて、水音が聞こえそうな臨場感がありました。

これも60代の時の作品で、「高原」。

Ts2d0171

この写真では分かりにくいですが、空の色がとても美しいです。

残雪残る高原の向こうから湧き上がる雲。

実際にこの光景に出くわしたら、わあ~描いてみたい!!という願望に私なら駆られます。

「雨の海」S0003005

海に漂う油に興味を示して、と説明がありました。向こうには雨にけぶる島。今そこにある風景を切り取ってしまうのが、氏の作品です。

今回、実際に見て感じたのは、色への拘りもさることながら、海の色、空の色がとても美しい事です。

山の緑も枯れた木も、瑞々しい若葉も深緑も、曇った空も月夜も、この世はこんなに美しいと謳っている絵に大きな感銘を受けました。

クリアファイルと、絵葉書、絵葉書を画集風にまとめた冊子などを買って、美術館を出たのですが・・Ts2d0170

家に帰ってから、昔から持ってる氏の画集をみてガビーン!

展覧会にあった作品が載ってない・・・。展覧会の図版を買えばよかったと後悔中。

ネットでちょっと割高だけど買おうかと思案中・・・。

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旬の奈良

奈良は今が旬みたいです。

日曜日、息子に誘われて奈良県の国立博物館で開催されている「正倉院展」に行ってきました。

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良いお天気なので、人出も凄かったです。

奈良駅を降りたところで、前売り入場券を販売していたので、

前もって買っていったのが良かったです。

004 すでに長蛇の列。

待ち時間は1時間。

これくらいなら許容範囲。

あの大阪万博を経験したら1時間なんてすぐですよ~happy01

そう思ってましたが、館内に入ると何故か疲れがどっと来て、

「早く出たい」

という願望が頭のなかをぐるぐる。

折角の正倉院展なのだから、ゆっくり見なきゃ・・・

とは思うけれど、ゆっくりみたいところはひと、人、ひと。

展示品の上にある拡大写真をみて、

「見たつもり」で終わらせようとする親子二人。

でも、

「琵琶」「囲碁盤」「奉納舞いのお面」はきっちり見てきました。

千年以上の時を経てるのに素晴らしい保存状態・・。

見に来て良かったなあ、と思いました。

館を出て、若草山が良く見えるレストランで遅いお昼をゆっくり食べて、

「もう帰ろうか」

と駅の方向へ向かいます。

興福寺の境内を突っ切っていけば近鉄奈良駅の近道になることを

以前に来た時に知っていたので、そうすることに。

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東金堂で娘のお守りを買って。

折しも、全国行脚を終えられた阿修羅像が仮金堂にて拝観出来る、ということでここもすごい人出でした。

仮金堂、北堂ともに以前見ているので、その人の列を横眼で見つつ駅の方へ。

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014_2 今回、良い天気だったのに散策するでもなく、写真もあまり撮りませんでした。

興福寺を抜け、駅に向かう階段を下りていく途中に小さな祠があるのですが、皆さん集まって写真を撮っておられます。なんだろうと思いつつそのまま通り過ぎようとすると、

「猫」

というワードが耳に。とっさに引き返す私。

0171 祠の中に猫が入っていたんです~。

バチあたりな!という以前に、

「可愛い~heart01

という事でパチリ。

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こういう時だけ元気になる私。

アーケードで奈良漬をお土産に買って。

電車の中では爆睡。

ふっと気がつくと奈良と大阪の県境の山を越えたところ。

夕焼けが綺麗でした。

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今までグーすか寝てたのに、起きたとたんカメラで撮りだすオバさんです。

正倉院展のお土産は、コレ。002_2

紅牙撥鏤尺 甲」

天平時代の一尺の物差しを物差しにした・・?

要するにお土産用の物差しです。

デザインがなかなかグーshine

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住吉おどり

大阪の三大祭りとして、最初に愛染祭り(あいぜんさん)、中継ぎに天神祭(てんじんさん)、そして最後に住吉祭り(すみよしさん)があります。

住吉大社の周辺では、豊穣、商売繁盛を願って個人宅や事務所、商店の軒先で「住吉おどり」を舞って貰います。これは御田植行事の際に五穀豊穣を願って奉納される舞いです。

 住吉様のイヤホエ

 あらおもしろの神踊り

 天長く地久しく

 天下太平、国土安全

 五穀豊穣、民栄え

 治まる御代のためしとて

 かねてぞ植えし住吉の

 岸の姫松 目出度さよ

傘の中心で朗々と謡われる声と、子供たちの掛け声がとても可愛いです。

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仏像

今、仏像が女性の間で人気なそうな。

東京では仏像展が開催されたり、書籍が沢山でたり。

本屋でも見かけたので、ぱらぱらっとめくってみると。

興福寺に所蔵されている仏像が沢山・・・。

本当に、興福寺は宝の山です。

中学生の時、美術の本の表紙に載っていた、広隆寺の弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)

200pxmaitreya_koryuji 仏像に一目ぼれしたのはこの弥勒さまが最初。

ノートにこの表紙を鉛筆でデッサン風に描き写したりもしました。

だけど、この弥勒様、まだ御本人にはまだお会いしていません。

奈良のどこにあるか、よくわからない・・・。

そう思っていたからです。

でも、最近調べたら、なんと京都の嵐山のすぐそばでした。

嵐山ならこの前行ったのに・・・・。

ぜひともお会いしてみたい。

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感動したー(^.^) 芸術の秋第2弾

またまた昔の思い出ですが、子供の頃、アニメ映画といえばディズニーでした。

でも、家族で観に行ったディズニー映画、といえば「ファンタジア」しか覚えていません。

でも、この映画が自分的に印象に残っていたと見え、リバイバル上映のたび連れて行ってもらってました。結婚してから、ビデオが発売されると同時に購入しました。で、改めて観たのですが・・・。

バッハ「トッカータとフーガ」では指揮者と楽団と楽器と音符によるいろんなバリエーションの実験、 ベートーベン「田園」はギリシャ神話 、 デュカス「魔法使いの弟子」はミッキーを主役に、 ポンキエルリ「時の踊り」はカバとワニがバレエ踊って、 ストラヴィンスキー「春の祭典」では地球の誕生と進化。 ムソルグスキー「禿山の一夜」シューベルト「アヴェ・マリア」は一対で深夜の死者の喧騒と神々しい夜明けが描かれています。

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これは「アヴェ・マリア」の1場面。

そして、私が一番好きなのは、チャイコフスキー「くるみ割り人形」の「花のワルツ」。

花の上で、ティンカーベルの様な妖精たちが目覚めます。大きくあくびをして、持っていたステッキでちょん。妖精達がベットにしていた花は忽ち枯れていきます。妖精たちは冬の精。華麗に飛び交い森に冬をもたらします。 それでも、春の精への気配りは忘れません。風で種を撒き、落ちた種の上に枯葉の布団を掛けてあげます。

二人の冬の精は湖上にもやって来て水面を華麗に滑ります。フィギアスケートのエッジが氷面に軌跡を描く如く、湖面には妖精のつま先の軌跡が残りそこからあっという間に凍っていきます。やがて、地上が凍ったのを待っていたかのように、空から雪の精が舞い降りてきて、森は冬に包まれていきます・・・。

この作品、第二次大戦戦前に作られています。だから、CGなんて魔法は一切無し、全て手作業です。ワンシーンにどれ程の時間と労力と画材が使われたか。撮影にも様々な工夫が試され、この時代で可能な限りの技術が使われていることと、その美しさに感動です。

ビデオは1991年発売でしたが、今年の7月、DVDが発売されたみたいです。税込み2940円。0000002301_f お茶目な魔法使いの弟子のミッキーが目印。

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感動したー(^.^) 芸術の秋第1弾

Cimg1386_1_2 これ、なんに見えるでしょうか。

30年ほど前、京都の美術館でこの絵に会ったとき、最初に目に入ったのはこの部分。

青い線だけの絵で、「?」と思いつつ視野を広げていくと・・・。

 

Cimg1386_2_1 青いみみずが行進してる・・・

そう思いました。

さらに視野を広げると・・・。

  

 

Cimg1386_3 これが全体図。

偶然入った福田平八郎遺作展で出会いました。

「漣(さざなみ)」です。

絵画で初めてショックを受けた絵でした。ひたすら青いみみずのような線がが画面を覆っています。でも、それだけで、風に揺れる水面が表現されています。線の一つ一つが必然性をもってそこにある、そのことにとても感動しました。

ずっとこの絵の前に立っていると、水面がゆらゆらゆれているような錯覚を感じたのを覚えています。

余談ですが、美智子妃殿下がこの絵をデザインした洋服を着ておられるのをテレビで見たことがあります。

 

Cimg1361 これは近所の池の漣。

Cimg1357 これも好きです。

   

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秋の一日

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文化の日に、上村松園生誕150年を記念した展覧会に行ってきました。

近鉄奈良線の学園前駅からバスで10分ほど、きれいな公園と池に囲まれた閑静な場所にある松伯美術館で、松園の息子さんである日本画家の上村淳之氏が館長を務められています。

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学生時代から大好きな画家でしたので、今回実物を見られて感激です。
切手にもなった「序の舞」があれほど大きな作品だったこと、模写したこともある「雪月花」、「花がたみ」の花籠のなんと美しいこと。

初々しい少女の顔、妹を思いやる顔、娘を見守る顔、死に臨む顔、狂気の顔。
大和絵で描かれる様々な表情。鬢の美しいこと。何度も何度も巡回し、堪能しました。

昼過ぎ美術館の玄関を出ると、少し雨模様の庭の散策路にホトトギスが咲いておりました。
落葉樹がきれいに色づき始めていました。

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あいかわらず、下手な写真で申し訳ないです。

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