岩城宏之さんは永遠に不滅です。
岩城宏之さんの著書を続けて3冊読みました。
どの本も音楽入門書というか音楽職人入門書という感じで、とても面白く、楽しく、読ませていただきました。
「オーケストラの職人たち」ではいかにオーケストラは裏方なしでは絶対成立しない、という事がよく判りました。楽器を運ぶのって凄く大変な事なんですね~。
「音の影」は、いかに作曲家たちが苦悩してあるいは捻って音符を五線紙の上において行くか、その凄さが分かりました。いろんなタイプの作曲家さんがいるんだなあ。
そして「指揮のおけいこ」。
ご自身の仕事について語っておられますが、三冊共に書いておられますが、岩城さんはもともと打楽器専門、しかも、ご家庭で音楽教育をされて育ったことはないそうです。そんな方が、多彩な経験と人脈と人柄と、溢れるパワーで指揮者の道のりを歩んでこられたのですが、それが面白おかしく分かりやすく述べられています。
あとがきにもありますが岩城さんがその身一つで諸外国を渡り武者修行されるうちにぶつかった人種的侮蔑とかはさらっと流されてます。
岩城さんが育てられたオーケストラアンサンブル金沢は小編成のオーケストラながらその演奏評価は高いです。
交響曲1曲振ると体重2,3キロ減るのはザラ、というほど、指揮者ってハードなお仕事なんだそうです。岩城さんの場合、首の骨を損傷するほどの凄い指揮をなさってて、そんなこともしらず、N響アワーなんかで「あ、今日は岩城さんかー」とかいいつつぼんやり聴いていたのが惜しまれます。もっと「岩城振り」を意識して見ておくんだった。オーケストラは見て楽しむものなんだそうです。
もう、ライブで岩城さんの指揮を見ることは出来ません。同窓であられる山本直純氏もしかり。DVD借りてきて見ようか。でも実際目の前で見たかったなあ。
年末はベートーベンの第九があちこちで演奏されますね。
もしその様子がテレビで放送されたら、指揮者さんとそれにあわせて一生懸命歌ってる弦楽器と吼えてる管楽器と揺れてる打楽器を見てみたいと思います。
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