大阪フィルハーモニーのメイト会員になって3年。
1月の最初に開催される新春名曲コンサートの招待券を毎年送ってもらっていたのですが、今年ようやく参加することが出来ました。
開園1時間前から、座席チケット交換のために並んだ場所で、後ろに並んだ方とコンサート談話で盛り上がったりして、けっこう楽しい時間を過ごせました。
演目は、有名どころの音楽が並んでいて、2曲目にチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番、第一楽章」が入っておりました。
この曲には思い出があり、30年近く前、同じ曲をピアノ演奏者と指揮者は忘れましたが、N響で、コンマスは徳永二男氏でチケットを取っていたのです。
でも、急用ができ、泣く泣くチケットを手放して、それ以後生演奏を聴く機会もなく今日に至ってます。
生で聴くチャイコのピアノ協奏曲は、どんなのかしらん・・・ワクワクワク
演目は・・・
<曲目>
デュカス/バレエ音楽「ラ・ペリ」より ファンファーレ
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調より 第1楽章
オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」序曲
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」より “歌の殿堂をたたえよう”
モーツァルト/モテット「踊れ、喜べ、汝さいわいなる魂よ」より アレルヤ
プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より “見たこともない美人”
レハール/歌劇「メリー・ウィドウ」より ヴィリヤの歌
レオンカヴァッロ/歌劇「道化師」より “衣裳をつけろ”
ヴォルフ=フェラーリ/歌劇「マドンナの宝石」間奏曲
バーンスタイン/映画「ウエストサイド物語」より “トゥナイト”
エルガー/行進曲「威風堂々」第1番
指揮は『お父さんにしたい指揮者№1』(ホントですか?)円光寺雅彦氏。
コンマスは崔文洙さん。崔(チェ)さん、今は主席客演なのねー。この方の音は大好きです。
チェロに近藤さんの姿がないな・・今日は来てないのね。
ピアノは十九歳のうら若き女性、松田華音さん。
4歳からピアノを弾いて、小学生でロシアに留学。すごいですね!
演奏が始まってあれ?と思ったのは、ピアノの音が少し小さいかな?と思った事。
お隣の方とも、これからの人なのねーとかお話していました。
しかし・・・
コンサートが終わってからも、数日絶ってからも、頭の中で鳴り響くのはあのピアノ協奏曲。
私は普段、この曲を聴いていなくて、コンサートで久しぶりに聴いたのですが、細かい部分まで頭の中でピアノと管弦楽が聞こえてきます。
これが華音さんの実力なのかっ!
これからの松田華音さんの活躍に注目ですね~。
他の演目ももちろん素晴らしくて、第一曲目の「ラ・ペリ」の『ファンファーレ』は富田勲氏のアルバム「BACK TO THE EARTH」の『ファン・ファーレ』の曲だったのか、と。
出だしいきなりのトランペット、緊張するんでしょうねー・・
このコンサートは大フィル合唱団も参加しており、「威風堂々」の合唱付きなんてのは、なかなか生で聴く機会も少ないのでは、と思います。
3曲目、「天国と地獄」の『序曲』をフルで。
前半は、甘い素敵な音色を奏でるヴァイオリンが後半リズムだけの無駄遣いされている(いや、無駄ではないのですが、とても贅沢な、というか・・・)ギャップが楽しめる曲ですね。
市原愛さんのソプラノ、福井敬さんのテノールも素晴らしかった!
お二人はアンコールにも加わり、「乾杯の歌」を二人の独唱で。
そして締めくくりは、ラデツキー行進曲。
「観客手拍子可」のウィーン新年コンサートでもお馴染みの曲ですね。
楽しかったです!
来年も行けたら行きたいなー。
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