日本一の里山
実家の最寄駅の阪急電車川西能勢口駅から能勢電車に乗換えて、日生中央駅で用事をすませて、さて、まだ少し時間がありそう・・・。
そうだ、能勢妙見山の紅葉がまだ残ってるかも・・・。
日生中央駅からはさほど遠くないので、寄ってみよう。
終点の妙見口からケーブルカーに乗れたよね?と昔の記憶を頼りに、妙見口駅で降りて、ケーブルカー乗り場を探します。
たしか、ちょっとだけ歩いた記憶があったような。
1キロ以上歩きました・・・・。
でも、ケーブルカー乗り場までの山々は色彩豊かで、実家の近くにこんな良い場所あったんだなーと改めて再認識。
ケーブルカー乗り場に着くと、掲示があって、12月4日から冬期運休に入ると書いてあります。
なんと~~。
二日後には乗れなかったのですね。
可愛いケーブルカーです。
車内での案内アナウンス。
『ここ黒川地区はクヌギの木を木炭として生産し、植林をして常に活性させ(以下中略・・というかはっきり覚えていません)、日本一の里山として知られています』
え?
馴染みある「妙見さん」のある地域が『日本一の里山』って、初めて聞いたんですが・・・。
「朝日新聞デジタル」のサイトから。2016年3月の記事から抜粋しました。
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そもそも里山とは、燃料や肥料に使う木や枝葉を取るため、人が立ち入る山のことです。木を切り、再生し、成長したらまた切る。そんな作業を繰り返すことで里山の環境は保たれます。
黒川地区周辺、猪名川上流域の里山はクヌギ林です。この地区で暮らす今西勝さん(77)は今、炭焼きの真っ最中。5月下旬まで約16トンを生産します。
「日本一」と呼び始めたのは県立大名誉教授(植物生態学)の服部保さん(68)です。理由を尋ねると、長い間、人の手が入り続けた継続性をまず挙げました。平安時代や江戸時代の多くの文書に、黒川地区の炭焼きやクヌギ林の面積が記されているそうです。
゜
長男の学さん(44)が後継者として山の手入れや炭焼きをしていますが、今季の生産は約5年前より2割減の見込み。人手も足りず、今西さん方では月1回、ボランティア10人ほどがクヌギの生育を邪魔する下草やツル性植物などの伐採を手伝います。
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里山に「定義」がある事、初めて知りました。
漠然に、自然と人が共存している場所だと思っていました。
そんな里山も放置や開発でどんどん減っているそうな。
実家の近くの里山「日本一」。
一つの文化を残す事はなかなか大変な事なんですね。
時間がなくて、乗ってきたケーブルカーで折り返し下山して帰宅の途につきました。
素晴らしい景色でした。
また来年3月にケーブルカーが運行を始めるので、その時に今度は朝からゆっくりと歩きに来ようと思います。
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ナニワさん、おはようございます。
妙見山が日本一の里山であることを、知りませんでした。
# わりかし近所なんですが…
ゲーム機で遊んでばかりしないで、また今度、行ってみます。
自然が沢山残っていて、いい感じですね。
この道を散歩したら、心が洗われそうですにゃー。
投稿: たま駅長 | 2017/12/03 06:38
ナニワさま
も楽しまれて・・・。
こんにちは。
お里に近くに日本一の里山!
素敵ですね。そしてケーブルカーに
運よく乗れて良かったです。
紅葉
投稿: マコママ | 2017/12/03 13:16
ナニワさん、こんばんは。
実家の近くにこの様な里山があっていいですね。
人間の生活の中にあった里山も人口減と都市への人口集中で保全できない場所が出て来ているようで寂しいですね。
大変と思いますが、いつまでも里山が保たれることを願っています。
最後の紅葉が綺麗ですね。
投稿: omoromachi | 2017/12/03 19:08
たま駅長さまへ
こんばんは。コメントありがとうございます。
たま駅長さまは妙見さんの近くにお住まい・・・と( ..)φメモメモメモ
久しぶりに電車で行きました。車では夫がたまに連れて行ってくれるのですが、さーっと通り過ぎてしまっているので、景色をよく見ていなかったのかもしれません。
電車で訪れて、歩きながらゆっくり見ると、本当に心が洗われました。
良い処にお住まいですね!
日生中央においでの時は、「ラボンダンス」という美味しいパン屋さんがありますので、是非
。
マコママさまへ
こんばんは。コメントありがとうございます。
を見れて良かったです。
能勢電車というワンマン電車が走る路線なんですけど、景色が綺麗なので、実家に帰った時、時々乗るんです。
でも、昔から馴染みある場所が「日本一」だったなんて、ちょっと驚きました。
ケーブルカーが冬季休業することも知りませんでした。
駅から遠くて、時間も押し迫ってるし止めようかな?と思いましたが、ここまで来たのだから、乗ってしまおう!と。
結果、良い景色
omoromachiさまへ
こんばんは。コメントありがとうございます。
実家のある場所も、山を開発して出来た住宅地です。
小学2年生の時に住み始めた頃は、住宅地の廻りは殆ど農家で、通学路も田んぼの中を通る細い農道でした。
今はもう、畑も田んぼもなにもなく、家ばかりが建っています。
そうかと思うと、限界集落という厳しい名前の村もどんどん増えているとか・・。
文明の利器が、人間の生活を豊かにしたけど、豊さって本当は何なんだろうと時々考えるときがあります。
「日本一の里山」がいつまでも残りますように、残るように私たちが出来る事は何か、祈るとともに考えてみたいです。
投稿: ナニワ | 2017/12/03 21:12