新下関から米子まで③ ぴかぴかの瓦と群青の海
山口県の下関から兵庫県の豊岡あたりまでほぼ日本海側を走る山陰本線。
1日目、新下関を出て30分ほどすると、列車は海岸線を走り始めます。
ぐっと近づいたり、少し離れたりしながら、角島の近くでは少し内陸部を走ったり。
角島大橋を見終えて、滝部から再び山陰本線へ。しばらく走るとまた海岸線へ。
海の上にぴょっこり飛び出したような俵島、となりの油谷島、手長島が遠く沖に見えています。
海は凪いで穏やかな表情です。
長門市駅で乗り換え、東萩駅にむかう列車の車窓から、小さな入り江が見えていました。
飯井駅の近くの入り江。
赤い屋根が綺麗です。
山口県を車窓を見ていてずっと気になっていたのは、殆どの家の屋根が最近葺いたばかりのようにぴかぴかになっていること。
黒い屋根もぴっかぴか。
赤い屋根もぴっかぴか。
山口県では屋根を頻繁に葺きかえているのかしら?
気になっていたので後から検索しましたら、「石州瓦」という島根県石見地方で生産されている、耐寒性の強い瓦だそうで、ぴかぴかしているのは「うわぐすり」を施しているから、という回答がいくつか見られました。
この地方は風も強いので、葺きかえる頻度が高いという情報もありました。
日が落ちてきた海岸線の色がとても綺麗でした。
さて、日にちが変わって二日目。
東萩から益田に向かいましたが、海の景色が一変しておりました。
この日は朝から強風が吹いていたため、海も大荒れです。
車窓から見ると瓦の色と海の色のコントラストが美しいですが、暮らしておられる方々は厳しい自然と向き合っておられるんだなあ・・・・。
9時26分発 米子行 快速アクアライナー 12時53分 米子着。
益田から懐かしい形の普通車からちょっと今風(?)な快速アクアライナーに乗り換えて、米子へ向かいます。
益田を出ると、入組んだ岩礁に打ち付ける白波と群青の海がいっそう美しくなってきます。
乗ってる時間も長くて3時間半。
そうなると、海だけじゃなくて内陸を見たり、後方展望を見たり。
でも、やっぱり海をみたり。
そうこうしているうちに、出雲の山々が見えてきて・・・・。
宍道湖の横を通過して・・・・。
米子到着。
このあと、「やくも」米子~岡山3,680円(おとたび料金、正規4、750円)、山陽新幹線「こだま」岡山~新大阪2,400円(おとたび料金、正規5,500円)で帰途につきました。
二日間の総額は22、210円でした。
青春18きっぷ、使いたいなあ・・・・。
新幹線、特急、普通、快速と二日間かけて多彩
に乗り継いだ旅でしたが、乗った時間の合計は14時間27分と、思ったより少なかったな、という感じです。

もっと乗ったかなーと思ったんですが・・・・新幹線のお陰ですね?!
くだくだと長い記事を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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