THE SPACE HANGOUT
『THE SPACE HANGOUTとは、国際宇宙ステーションと選抜された5名の参加者の部屋をGoogle+のHangoutでつなぎ、宇宙にいる星出彰彦宇宙飛行士とリアルタイムに会話
2012年10月18日、午後9時半からyoutubeで行われたイベントです。
スタジオと、公募の中から選ばれた5人の自宅と、宇宙を繋ぐという画期的なもの。
選ばれた5人の人は、星出飛行士に各自質問が出来ます。
簡単なリハーサルのあと、本番。地上と宇宙で画期的なイベントに乾杯。星出さんは宇宙食のコーヒーで乾杯。
そのあと、すぐに質問タイムに入りました。
Q: 子供が宇宙飛行士になりたいと言ったら、親はどうサポートすればいいか。
A: 難しい質問だが、親は子供の希望を理解してあげるのが一番。
Q: 異星人との遭遇とか、予想外のトラブルがあったときどう対処するか。
A: 異星人との遭遇はまだないが(笑)、こうのとり(人工衛星)を捕まえるときに、トラブルが起きた時も、起きるトラブルを想定して準備している。またバックアップも準備を整えている。
Q: アーティストが宇宙に行ったら、どんな作品を作るだろうか?星出飛行士は宇宙から何かインスピレーションを受けたことがあるか。
A: 自分は芸術面はだめだけれども、地球の写真は撮る。しかし、いろいろな条件から撮るのが難しく、そんな技術に長けた人が宇宙でその技術を駆使すればきっといいものが出来るだろう。
Q: 船外活動の時には音がないと思うが、音がない世界とはどんなものか。
A: 自分も音がしないと思っていたが、宇宙服内の空気循環のシューという音とか、通信ノイズとか常に聞こえている。
Q: 地球外生命体と出会ったら、どうコミュニケーションをとるか。
A: 相手を怒らせない事だと思う。
Q: 子供が宇宙を目指したとき、その子がしなければならないことはなにか。(「宇宙兄弟」の著者小山宙哉氏の質問)
A: いろんな事にチャレンジすること。いろんなことを経験すること。どんなことがあってもあきらめない強い意志を育てること。
Q: 宇宙で夢をみるか。(司会者いとうせいこう氏の質問)
A: 自分は宇宙では夢を見ない。
Q: 天文学者になるにはどうしたらよいか。ステーションから月、惑星、恒星はどのように見えるか。(一般公募の質問から)
A: 天文学者になるには、青春をエンジョイしよう。月は明るいライトが光っているように見える、惑星、恒星は大気の影響をうけないので、またたかない。
Q: ISS内でのリフレッシュ法とは。(一般公募の質問から)
A: 時間が空いたら、地球を見ている。街、森、海が見える。また朝、昼、夜と移り変わっていくのを見ていると飽きないし、とてもいいリフレッシュ。
制限時間が来て、最後の挨拶は、星出さん1回転して画面からアウトしていかれました。
交信が終わってから、各質問者が感想を答えていましたが、きのうからワクワクしていたのに、交信があっという間で、ちょっと残念という答えが。楽しみにしていたのがよくわかりました。
子供に付き添っていた親が、まさか自宅から宇宙にダイレクトに会話できる時代が来るなんて、ちょっと驚いた、と。私もPCでライブを見ながら、技術の進歩にビックリです。
今回、総合司会は野口宇宙飛行士でした。
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